無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記
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めちゃくちゃ泣いた。本を読んで泣くという体験の中では今までで一番、号泣とまではいかないが、顔グチャになって泣いてしまった。しかも、飲食店(三鷹、パスタわざや)で行列で並んでる途中に読んでいて、そのままクライマックス(?)を読んでる時に店内に呼ばれて、サラダとか出てくる直前に最後の日読み終わって、隣の妻に「どうだった?」と聞かれて、返事に困って泣くという、お店の店員さんやお客さんからしたら、泣いてる不穏な人に思われたかもしれない。めちゃくちゃ良い本だった、人生の一冊かも。闘病記ってあんまり読んだ記憶ないが、死ぬって分かってるから緊張感がすごいあるし、死んでしまった時悲しい。コロナの感染者数とか気にしてるのが面白かった。あと、食べ物の描写がなんか記憶に残ってる。よかった。最後の年表も面白かった。Twitterデビューとか、ミクシィ日記を書くのをやめるとか、そういう情報がいちいち、写真とともに。タイトルがまたいいですな、闘病してる自分だけではなくて、夫を含めているのが、気づかいというかなんというか。 お別れの言葉は、言っても言っても言い足りない――。急逝した作家の闘病記。
これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。
このページでも読める、角田光代サンの書評もまたよかった。